ワンマン社長がするべきマネジメント

このページは、ワンマン社長のためのマネジメントについて詳しく解説していきます。対象としては、同族会社。小さな会社の社長に向けて記事を書いていますので、それ以外の方はページを閉じてくださいね。

 

そもそもマネジメントとは何かというと、経営管理です。組織を統制し最適化していくのがマネジメントというものです。私はワンマン社長こそマネジメントするのに最適だと思っています。なぜなら、リーダーシップとワンマン社長や独裁社長というのは紙一重だからです。

 

目次

ワンマン社長がいい理由

私が知っているワンマン社長のイメージをお話しすると、ぐいぐい引っ張っていってくれる。方向性をしっかりと打ち出してくれる。統率力があるということが挙げられます。

 

実際に、自ら起業して会社を立ち上げた初代の経営者というのはワンマン社長と言われるケースが多いです。自分の体験から会社を回していくので、強靭な実行力と統率力が備わっているのです。

 

また、いいアイデアというのは少数の人からの発案が多く、反対されても作り続けたものが世の中を変えていきます。私がこれまで接点を持ったワンマン社長の多くも一様にパワーがあり行動力が人並み外れていました。

 

話をするだけで、あふれるパワーをもっており自信に満ち溢れているのもワンマン社長の特徴になります。組織運営についても勘所というのをしっかりとわかっており、特段の制度を持たなくても上手に給与のバランスをとっていたりします。

 

これは、ワンマン社長の頭の中に入っているため他にわかる人がいないのが欠点です。そして、組織が一定以上に大きくなった時にその欠点が出てきます。自分の目が届かなくなって、経営がうまくいかなくなるのです。

 

しかし、日本の会社は90%以上が小さな会社です。つまり、自分の目の届く範囲の従業員を抱えている会社がほとんどなのです。そのように考えると、ワンマン社長が自分の会社のために発揮する行動力・統率力は絶大なものでなにものにもかえれないパワーなのです。

 

ワンマン社長のマネジメント

では、ワンマン社長のマネジメントはすべてOKなのでしょうか。その答えは、NOになります。ワンマン社長といえどマネジメントを勉強すると社員を大切にしなければならないという建前の情報が入ってきます。

 

しかし、そういった情報に惑わされてはだめです。中小企業のマネジメントは、社長の見たままが大事です。30人未満の会社であれば、自分のみたまま。感じたままで組織を運営していくのが一番です。やれ就業規則だ、やれ従業員のモチベーションだなんていうのは関係ありません。

 

そもそも、従業員のモチベーションだが高くてもダメなものはダメだし、従業員のモチベーションが低くてもいいものはいいのです。要は、しっかりと仕事をしてくれるかどうかです。そこに、モチベーションは一切関係ありません。

 

しいていうのであれば、社長は従業員に期待しすぎないことです。従業員に社長の思いが100%伝わるなんてことはまずありません。意識としては、6割程度の働きをしてくれたらOKと思わなければいけません。

 

なぜなら、従業員には経営者のように独立したいという意識がないからです。たまに、そういった意識をもって入社してくる人もいますが、ワンマン社長の100%の期待に応えれるような仕事ができるのであれば、自ら独立して会社を立ち上げるでしょう。

 

それができないし、したいとも思っていないのが従業員と考えるのが無難です。そこの割り切りというのは必要です。あくまで結果責任を負うのは経営者ですが、6割の従業員がたくさんいても回る会社をつくるのがあなたの役目といえるでしょう。

 

ワンマン社長が注意すべきところ

ワンマン社長が注意するべきところを一つ上げるとしたら、あなたは業績(売上)に直結する部分だけに集中して仕事をすることです。例えば、集客の仕組みをつくるなんていうのはそうです。

 

中小企業というのは、通常、経営者は会社の顔です。あなたの色に組織が染まっていきます。それ自体は決して悪いことではないのですが、それが故になんでもやってしまいすぎな傾向があります。

 

現場に出て、経理もやって、営業もする。一人何役も出来てしまうのが社長です。しかし、それを一番注意しなければなりません。もっと、会社の業績に直結することに時間を割く必要があります。

 

時間は、だれでも24時間しかありません。しかし、アルバイトの24時間と社長の24時間はまったく違う時間の使い方をしなければなりません。同じように現場に出るのではなく、半分にする。

 

そして、残りの半分は売上に直結する仕事をしなければ、仮に一時的に業績が良くなっても、自分の仕事を減らすことができません。仮に人を雇ったとしても、あなたの目の前には大量の仕事が積まれているでしょう。

 

目指す先はオーナー経営者

売上・利益に直結するようなもの以外は、すべて人に投げることを私はお勧めしています。自分でするのではなく、人を動かす仕事にするのです。例えば、経理は税理士に丸投げでOKです。

 

大事な数字は、自分で見ておかなければなりませんが社長が決算書を自分で作れても意味がありません。あなたが税理士や会計士ならそれが仕事なので作れなければなりませんが、小さな会社の社長がすることはもっと他にあります。

 

現場に出るのも極力さけることをお勧めします。それよりも、仕事をとってくるルートを作ることの方がはるかに重要です。現場に出るよりも、見込み客を集める仕組みをインターネットで作るのが社長の仕事です。

 

それを徐々にでもいいので取り組んでいけば、代替わりが起きても大丈夫な強い組織というものができているのです。多くの中小企業の社長は、残念ながら労働者社長をやっています。自分ですべてをやるスーパーマンをしてしまっています。

 

それが楽しければ今はいいのですが、年齢とともにうまくいかなくなってくるときがきます。人に任せるのば苦痛になる前に、100年安心企業をつくっていきましょう。それは、ワンマン社長だからこそできるマネジメントでもあるのです。

 

追伸

社長のあなたが働く時間を減らしてガンガン稼ぐ唯一の方法を知りたいなら下記からご覧くださいね。きっと、あなたの働く時間が減って利益をガンガン上げれるようになることをお約束します。

社長の仕事を減らし利益を上げる唯一の方法

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です