売上至上主義の弊害/あなたの悩みが解決しない理由

このページは、売上至上主義弊害についてお伝えしています。また、売上至上主義の会社で社長の悩みを解決しない理由をお伝えしていきます。小さな会社の社長がいつも気にしているのは、自社の業績です。

 

特に、新規客をどうすれば獲得できるのかをいつも考えています。ほとんどの経営者がそうで、私の感覚だと8割ぐらいがそうですね。基本的に、自社の売上を上げたいと悩んでいます。

 

しかし、結論からいうと売上を倍にしても3倍にしてもあなたの悩みはほぼ解決しません。むしろ、逆に忙しくなるだけの可能性が高いからです。では、それはいったいどんな理由で原因はどこにあるのかを今回の記事では見ていきます。

 

なので、売上至上主義の弊害がこのページを最後まで読んだなたは理解することができるでしょう。そして、売上至上主義から脱却するべきだということに気づくことになるでしょう。

 

新規客を獲得するための単価が高騰

売上を増やす方法というのは、アメリカの経営コンサルタントのジェイ・エイブラハムが話しているように、以下の公式からしか増えることはありません。なので、まずはそのジェイ・エイブラハムが広めている公式から見ていきましょう。

●売上=新規客×客単価×購入頻度

 

この公式から見てわかるように、売上を増やすためには新規客を増やす客単価を上げるか、リピートを増やすかの3つしか方法はありません。その中で、多くの会社が陥っている売上至上主義は新規客を増やすことだけを考えています。

 

そのため、利益がなかなか残りにくい状態になってしまっています。なぜなら、新規客はもっともハードルが高いからです。どんなに良い商品やサービスでも、購入しなければその良さはわかりません。

 

私がよく出す例ですが、飲食店で他店より30%味がおいしいといったところで食べなければわかりません。なので、新規客を集めるためにプロモーションをかけることになります。しかし、最近は一昔前に比べると新規客を獲得する単価が高くなっています。

 

それは、インターネットでもそうですがアナログの広告や販売促進でも同様です。顧客層は、広告を見なくなっています。その行動はあなたも同じだと思います。広告だと思った瞬間にそれは読まれなくなってしまうからです。

 

その結果として何が起きるのか?新規客獲得のために経費がすごくかかって思ったよりも利益が残っていない状態に陥るのです。これが最も多くの会社で起きている売上至上主義の弊害になります。

 

しかも、経理を税理士に丸投げしているので売上は上がっているんだけど、利益はあまり残っていないのでなぜか儲からないなあというような状況に陥ってしまっているのです。これでは、会社に利益が残るはずがありません。

 

売上が上がると忙しくなる

新規顧客をなんとか獲得して、利益が乗るようになったとしても今度は別の悩みがあります。それは、社長の仕事が減らないという悩みです。あなたは、忙しく働きたいですか?私自身は、働く時間はできるだけ短くしたいと思っています。

 

なぜなら、働くことよりももっと大事なものがあるからです。それは、人によって異なるでしょう。私の場合は家族との時間だったりするわけです。あなたが売上至上主義をつらぬきながら、上場を目指したとしましょう。それは、本当にあなたが望んだ道でしょうか?

 

四六時中働いて、規模の拡大を繰り返していく。私生活のほとんどを捨てて、会社を大きくしていくことを目指す。これまでの起業家はそのコースしかないと多くの社長は勘違いしています。特に若くて勢いのある社長であればあるほど、そんな傾向が強いです。

 

しかし、本当にそれでいいのでしょうか?子供の小さい時代というのはその時しかありません。最もかわいい時代をずっと仕事でかかわれないのであれば、忙しくはたらくサラリーマンとなんらかわらないのではないか?そんなことを私は思います。あなたの本当に達成したいものはなんでしょうか?

 

もちろん規模をどんどん拡大して会社を大きくしたいという人もいるでしょう。しかし、私は社長自らの働く時間を減らしたいという人によくあいます。どんなに働いてもお金がいつも残っていない。人を雇ったけど、自分の働く時間はまったく減らない。売上を上げることで、クレームが増えた

 

そういった意見が多いのです。そして、その解決策として売上を上げればなんとかなると思っているけど、売上を上げても上げてもその問題が解決するどころか、ひどくなっているように思う。そんなケースが多数です。

 

それもそのはずです。残念ながら売上至上主義の考えで、売上を増やしていっても比例してクレームは増えますし、社長の働く時間は忙しくなるだけです。単純に考えればわかります。売上が倍になれば、クレームも倍になります仕事の量も倍になります

 

今までと同じパラダイムで仕事をしていても、あなたのビジネスの悩みが解決することはないのです。それどころか、今ある悩みは売り上げが増えた分だけ、増えていくと考えて間違いありません。ではどうすればいいのか?その答えは明確です。

 

売上ではなく見るべきは利益

あなたの夢や時間をつくるのは売上ではなく利益になります。売上をいくら上げても利益が残らなければ意味がありません。それどころか、自分の時間が忙しくなってクレームをいう人もどんどん増えていくという悩みから解消されません。

 

しかし、利益を増やすことができれば時間というのはつくることができるのです。具体的になにをするべきなのか。それは、客単価のアップです。そして、売上げを自動的に上げることのできる仕組みです。

 

客単価を今よりも上げることで、利益がその分増えます。その利益の分を新規客獲得にあてることができます。しかも、仕組をつくることで、リピートの獲得もできるようになってきます。

 

ここまで長くいろいろな話をしながら売上至上主義では社長のあなたが幸せになれないという話をしました。今回、私がいいたいことは大きく分けて下記の2つになります。

①あなたを幸せにするのは売上げではなく利益

②利益を上げるためには、取り組む順番が大事

 

この二つになります。とくに、社長自身が忙しくならないようにするためには、幸せな自分を作り出すためには客単価のアップから行わなければなりません。そうでないと、新規客の獲得に利益が圧迫されてしまいます。なので、取り組むべきは客単価を上げることになるのです。

 

また、今の現状の悩みを売上のアップでは解決できず、利益でしかそれは図れない。そのためにも、順番は客単価からになるわけです。もし、あなたが売上、売上と売上至上主義になっているのであれば一度客単価が今のままでいいのか真剣に考えてみてください。

 

追伸

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